葬儀での火葬と言えば、葬儀の後に火葬をすると言うのが一般的ですが、千葉県房総地域など一部の地域ではさきに火葬をする前火葬が普通とされています。
先に火葬をするのかと驚いた方もいるのではないでしょうか?
その反対に、前火葬が一般的ではないのかと驚い方もいるでしょう。
実はお葬式の火葬は『後火葬』『前火葬』『骨葬』3種類があるのです。
これらは地域によってことなり、北海道や東北地方では『前火葬』や『骨葬』が多く、関東や関西、九州等の地域では『後火葬』が多いという傾向にあるようです。
しかし、同じ関東でも千葉県房総地域の一部では『前火葬』を行うところもあり、地域によって順番が異なります。
ここの地域はこの方法、ここからはこの方法と明確に分ける事は出来ませんが、なぜ先に火葬を済ませるのかという理由は、その地域の環境によるものではないかと言われています。
北海道等の豪雪地帯では、雪が激しくお葬式に行くことが困難のため、先にお骨にし、雪が落ち着いてからお葬式をしたとも言われています。
気温の熱い地域ではご遺体がすぐに腐敗していまう、伝染病を予防するという理由で先にお骨にした。
海沿いの地域では漁に出て行った人を待つ事が出来ないので先に火葬してしまう、と言ったように住んでいる地域、生活環境によって火葬の順番に違いが出たのではないかと言われています。
『後火葬』が一般とされている地域でも、ご遺体の損傷が激しい場合などは先に火葬を済ませる場合もあります。